(上)六年ぶりにベル・テール(美しき大地)と呼ばれる屋敷の前に立ち、スカイラーはこの家を守りたいと思った。心臓疾患で倒れた養父コットン。彼女と同じコットンの養女トリシアとその夫ケン。そして、森に住む野性的な男キャッシュ。彼の母親のモニークはコットンの愛人だった。一度は捨てた濃密な人間関係が一気に押し寄せてきた…。アメリカ南部を熟知した著者が描く壮大な愛のドラマ。
(下)かつてスカイラーを裏切った義弟のケンが、再び彼女につきまとってくる。けれど、スカイラーの頭にあるのは、彼女を見つめるキャッシュの青い瞳だ。どうして彼の前にいると、これほど息苦しくなるのか。彼には常に女の噂があるけれど、彼女は激しい彼の愛撫を待ち望んでいた。そして、ベル・テールを揺るがす衝撃的な事件が…。著者が大ブレイクする転機となったラブ・サスペンスの傑作。
#並程度/表紙カバーは良好。
#400g