事故死した夫の両親に、生まれてくる子供の親権を奪うと脅され、ローラはボストンから逃げだした。そして避行中の途中、雪の山道でガードレールに車をぶつけてしまう。そのとき、ローラを助けてくれたのがゲイブだった。彼は立往生している彼女を自分の家へと連れていってくれた。だが、彼の小屋にある絵を見たとたん、部屋中に置いてある絵を見たとたん、ローラは驚きのあまり息をのんだ。まさか、画家のゲイブ・ブラッドリーの山小屋だったなんて。彼は、ローラが逃げだしてきたイーグルトン家と並ぶ、サンフランシスコの名門、ブラッドリー家の人間ではないか。わたしの正体を知ったら、ゲイブは義父母に連絡するかもしれない。ローラは不安にかられるのだった。しかし雪はやむようすもなく、彼女は山小屋に足止めされてしまう。
#並下程度/表紙に傷あり。少し小口ヤケあり。ページにシミあり。角に折れ線ページあり。
#120g