ベルは見知らぬ部屋で目覚めて茫然とした。隣には男性が眠っている。ゆうべパーティに出席したことまでは覚えているけれど、その後何が起きたのか、まるでわからない。まさか行きずりの人とベッドを共にしてしまったのかしら?ベルの動揺は目覚めた男性を見たとたん、最高潮に達した。ダリル・ホラック!彼はライバル誌の編集長で、ベルの宿敵だ。彼と愛し合ってしまったなんて!うろたえるベルに、ダリルはこともなげに言った。「このことは誰にも話さないようにしよう」ベルはすぐさま承知した。それでけりがついたはずだった。だが、一夜の証は確かに彼女の身に宿り、すべてはこれから始まるのだと告げていた…。
#並~並下程度/表紙に傷あり。小口ヤケあり。(強)少しページヤケあり。
#90g