ペニー・マーチンは、離婚するつもりで夫と別居し、故郷コロラド州の小さな町にある母の家に戻ってふたりの子供とともに暮らしている。子供たちを小さな町でゆったり育てたいというのは、ペニーの長年の夢だった。だが、投資銀行の仕事で成功している夫のジョンは、ろくに休暇も取らずに仕事に熱中し、大都市を離れることなど考えようともしなかった。ハロウィーンの夜、ロサンゼルスにいるはずのジョンが突然現れたのを見て、ペニーは驚いた。だが、それ以上にショックを受けたのはジョンだった。ペニーが春休みに子供たちとロサンゼルスを訪れたとき、ペニーとジョンは思いがけなく一夜をともにした。そのとき妊娠したことを、彼は知らされていなかったのだ。ジョンは子供が生まれるまでここに滞在すると言い出した。離婚する予定の夫と同じ家で暮らすという事態に、ペニーは、ひどく困惑するのだが…。
#並~並下程度/表紙に読み折れ・傷あり。小口ヤケ・シミあり。ページヤケあり。
#140g