ワージントン侯爵ジャスティン・セント・ジョン―ロンドン社交界に名を馳せる極めつけの放蕩者。彼は、クレアが十四歳のころ初めて恋した男性だった。無邪気な憧れを胸に、古い石造りの城を訪れたあの日から、クレアの夢は、そのお城に住む王子様と結婚することだった。結局、彼の女ぐせの悪さのせいで夢は破れ、彼女は心に大きな傷を負った。ところが四年後、クレアが晴れて社交界入りしたとき、女たらしの伊達男ぶりをさらに増した彼が、なんのつもりか、クレアにまた近づいてきた。
#並程度/表紙は良好。小口ヤケあり。
#160g