「ドアを開けろ! 警察だ!」突然の怒鳴り声に、寄り添っていたアビーとライアンは思わず離れた。妊娠したと告げるアビーに、ライアンは結婚しようと言ってくれた。ダイヤの指輪を買って、結婚の誓いを確かなものにまでして。ライアンの部屋で指輪を渡され、アビーは喜びのあまり彼に抱きついた。事件はそのすぐあとに起こった。アビーの父が経営する宝石店が、強盗に襲われたというのだ。その日は、ライアンもアビーの指輪を買いに店にいっていた。ライアンは無実を証明しようと進んで部屋を、さらに車まで調べさせた。車から盗品のダイヤのブローチが出てこようとは彼自身夢にも思わなかった。逮捕から裁判、そして投獄。アビーは両親に強いられて別れの手紙を獄中のライアンに書き送った。それから6年がたった・・・。
#並~並下程度/表紙に読み折れ・傷。裏表紙に傷あり。小口ヤケあり。(強)少しページヤケあり。
#150g