大学講師のカリーは、叔父に呼ばれ、南米の国ヴィスタリアを訪れる。軍が政権を掌握するヴィスタリアに着いてすぐ、カリーは地元の男たちにからまれ警察に捕まってしまう。異国の地で、ろくに言葉もわからないまま囚われの身となったカリー。不安にさいなまれる彼女の前に、まるで救世主のようにひとりの男が現われる。赤い髪と青い目をもつその男は、兵士たちから“赤い豹”と呼ばれている大統領の異母弟ニコラスだった―期待の初邦訳作家が描く、ドラマチックで濃厚なラブストーリー。
#並程度/表紙カバーに少し傷あり。
#200g