グラント・アシュトンにかけられた殺害容疑を晴らすため、アンナはその夜彼と過ごしたことを証言した。釈放された彼とふたたび愛し合えると思ったのもつかのま、グラントは心を閉ざし続けていた。理由ははっきりしている・・・彼はいずれここを去る身。アンナとのことは単なるひとときの戯れにすぎなかったのだ。このうえ傷つくまいと、アンナは距離を置こうと決意した。だが、なぜかグラントは彼女のそばを離れようとはしない。ひょっとしてまだ私たちに未来はあるのかしら?そんなアンナの望みは、彼の言葉によってついえた。
#並程度/表紙に少し傷あり。小口ヤケあり。
#90g