《ER》
テサの赤ちゃんが早産で死んでしまった! 産科医モーガンは、深い悲しみに声をたてて泣いた。妊娠しているのを知りながら四カ月前に養女にした十五歳のテサ。自分の結婚も出産もあきらめていたモーガンは、テサの赤ちゃんが生まれるのを心から楽しみにしていた。無力感に打ちのめされ、泣きつかれたモーガンの前に白いハンカチが差し出された。さっきまで分娩室で一緒に力を尽くしてくれた同僚のルークだ。ルークとは方針やライフスタイルがまったく違うけど、大切な命を救えなかったつらさはわかってもらえるのね。モーガンは沈痛の表情でルークを見て、新たに涙にくれた。そのとき、ルークの口から思いがけない言葉がもれた。「実は、テサと同い年の娘がいるんだ・・・妊娠してるんだ」
#並~並下程度/表紙に擦れ傷・汚れあり。小口ヤケあり。紙の変色あり。シール跡あり。
#160g