「ママ、わたし妊娠しているの・・・」キャロラインの頭の中でまだ子供だとばかり思っていた娘の言葉が繰り返し響いた。相手は19歳の学生。彼も結婚を強く望んでいるというが、十代で妊娠、結婚そして離婚という道を歩んだキャロラインは、若い二人の結婚を素直に認められなかった。しかも、あろうことか相手が父親マットに初めて会った瞬間から惹かれたのだ。マットは海軍少佐のパイロットで、やはり若くして結婚し、離婚していたが、子供たちの決断を好意的に受け止め、渋るキャロラインを説得した。そのときから彼女はある確かな予感につきまとわれた。今後マットと何度も会ううちに、いつか二人は求め合うだろう。そうなったらどうなるの? わたしはまた傷つくの?
#並~並下程度/表紙に擦れ傷あり。小口ヤケあり。紙の変色あり。シール跡あり。
#160g