「僕と結婚してほしい」 サイモン・ピアスの提案に、メガンは唖然といた。挙式直前に花嫁が逃げ出したからといって、イベント・プランナーの私が彼の花嫁になる必要はどこにもない。きっぱりとはねつけたメガンだったが、ビジネスのためどうしても結婚したいといわれ、心が揺らいだ。彼女も非情な父に、望まない相手との縁談を進められていたからだ。ここで彼と形ばかりの結婚をしてしまえば、すべて丸くおさまる。一年間の期限つきで同意したものの、彼の次の言葉に驚いた。「浮気がだめなら、本物の結婚にしてもらう」
#並~並下程度/表紙に少し傷あり。小口ヤケあり。
#90g