離婚に続いて、失業するという不運に見舞われたバネッサ・ドーシィは、十六年ぶりに懐かしいパーロー・アイランドを訪れた。そこは、バネッサが少女時代何度も行つたことのある思い出深い、美しい島だ。バネッサと妹を心から愛してくれた大伯母はもうずっと前に亡くなっているが、島に屋敷を遺してくれている。家賃が浮くし、仕事が見つかるまで、しばらくは心身ともに休養がとれるだろう。その屋敷をさがして道に迷ったバネッサは、たまたま雑貨店で出会った獣医のテイラー・ボーエンに道案内を頼んだ。だが、ようやくたどりついたものの、人に貸していた屋敷は見る影もなく荒れはてていた。翌日から、バネッサはテイラーの手を借りて屋敷の手入れや修理の大仕事に取りかかる。おまけに、迷子のろばまで抱え込むことになって…。
#並下程度/表紙に擦れ傷あり。小口ヤケ・シミあり。紙の変色あり。ページヤケあり。
#140g