うだるように暑い夏の日の午後6時、ゴンドラに乗ってオフィスビルのガラス磨きに精を出すクルーは、思いがけない光景を目にした。わずかなカーテンの隙間から見える部屋の中で、女性が服を脱ぎ始めたのだ。造園業を始めたいという夢を抱きながらも今は肉体労働に励むクルーは、すましたキャリアウーマンが大嫌い。しかし、彼の目と鼻の先に今や一糸まとわぬ姿で立っている彼女はそういった女性とは一味違うように見える。その証拠に彼女のヒップには小さな蝶の入れ墨が彫られていた―まるでその自由な精神を象徴するように。なんとか彼女と近づきになるきっかけをつかみたい。そんなクルーの願いをかなえるかのように、今度は怪しげな男の姿が…。
#並下程度/表紙に読み折れ・傷あり。表紙に傷あり。小口ヤケ・シミあり。
#130g