六年前、フィオナはジャスティンに恋をし、すべてを捧げた。彼も自分を愛していると思っていたのに、別れの言葉さえ告げぬまま、彼は去っていった。すがるような思いで留守番電話に入れたメッセージにも、連絡をしてくることもなく。以来フィオナは男性を信じずに生きてきた。やっと傷も癒えかけた今、ジャスティンが目の前にいる…。何事のなかったように話かけられ、怒りに震えるとともに、フィオナは不安も覚えていた―庭に転がった玩具を横目で見ながら。シリーズ最終話。グランド・スプリングスに起こる最後の事件とロマンスをテンポよく描く。
#並程度/表紙に軽い擦れ傷あり。
#120g