レイチェルは二ヵ月後に結婚式をひかえている。それなのに、式の手順をめぐって相手のロジャーと意見が合わない。今夜も言い争った末、彼女はパーティを抜け出してきた。帰途につこうとして、ふと広場の中の男性に気づく。男はハンドルに身を伏せ、身じろぎもしない。病気かしら?ほうっておくわけにもゆかず、レイチェルは男に具合を尋ねたが、直感的に、この男がトラブルのもとになるような気がして、急いでアパートに逃げ帰った。果たして翌日、レイチェルが名前も住所も告げなかったのに、その男はノックもなしに彼女のオフィスに姿を現した。
#並下程度/表紙に読み折れ・傷あり。小口ヤケあり。(強)ページヤケあり。
#100g