暗号解読のプロとして働くエディソンは、上司から一人の女性の監視を命じられた。同じ情報機関に勤めるセレナという秘書で、勤務時間中に書いている日記を使って、機密情報を持ち出しているらしい。写真で見る限り目立たない女性が、実物は大違いだった。知的なトパーズ色の瞳、つややかなとび色の髪、官能的な肢体。あふれる魅力をだて眼鏡と地味な服装で隠しているのだ。しかも驚いたことに、入手した日記のコピーに目を通したところ、そこにはセクシーな空想物語が綿々とつづられていた。これが暗号? いや、セレナ自身が謎めいていて、まるで暗号だ。解読するのがこれほど楽しみな対象はない。まずは彼女をデートに誘おう。それできっかけをつかむのだ。
#並下程度/表紙に傷あり。裏表紙に傷あり。小口ヤケあり。(強)ページヤケあり。
#110g