両親を失ったタマラは、姉家族と共に幸せに暮らしていた。が、突然の海難事故で姉夫婦は溺死。あとには、三人の遺児と借金が残された。やがて、弁護士の薦めで叔父のハロルド公爵を頼ることになる。彼は、かつて姉に辛くあたった張本人であり、タマラは公爵を憎むあまり、彼をモデルにした小説を刊行したほどだった。次作の発表は諦めたものの子供達に同行するため、仕方なくタマラは家庭教師を装うことにする。公爵は噂通りの印象で、城でも四人を冷遇するが、タマラは敢然と闘いを挑んでいく・・・。
#並~並下程度/表紙に読み折れ・傷あり。少し小口ヤケあり。
#130g