ロスモイン公爵に会ってもらうため、彼の家に何日も通ったサラ。なぜなら、亡きいとこの婚約者だった彼しか、サラを助けられないからだ。二年前、サラのいとこのメレディスが殺された。犯人はいまだつかまっておらず、事件は未解決のまま放置されている。その事件と関係がありそうな手紙がサラのもとに届くようになり、公爵に助を求めることにしたのだ。はじめのうち、サラは公爵の態度や身なりをよく思わず、彼が本人から助けてくれるのか疑問を抱く。しかし、次第にふたりのあいだには信頼関係が生まれていき―。
#並~並下程度/表紙カバーに傷あり。
#190g