《ファイナル・ミッション》
映画製作助手のキンバリーは困りはてていた。脚本を初めてプロデューサーに見てもらったものの、濃厚なラブシーンを大幅加筆するよう求められたのだ。恋に臆病なせいで、その手の描写は得意ではない。だからといって脚本練り直しのため派遣されたこのイギリスで、恋人を見つけて熱い情事を体験するなんて無理よ…。途方に暮れるキンバリーの前に、救世主が現れた。映画スターと見まごう風貌。高価な衣服に包まれたたくましい体。見るからに遊びなれた彼はジェイソン・パーカーと名乗り、執筆のためラブシーンに協力すると申し出た―すべて“実地”で。
#並~並下程度/表紙に傷あり。小口ヤケ・シミあり。
#120g