1890年。アメリカの富豪令嬢、オーレリアは双子の姉エミリアと共にロンドンに花婿探しに来ていた。もっとも、落馬の事故で顔と足に傷を負った彼女にその気はなかったが…。ある舞踏会の夜、好奇の目にさらされるのを避けるため、オーレリアは温室で邸内から漏れ聞こえるワルツの調べに合わせ体を揺らしていた。そこへやってきたジェームズという紳士は「傷や障害でその人が決まるわけではない」と言い、彼女にダンスを申し込む。星空の下で花に囲まれ踊ったワルツ、そして彼の言葉によって決心したオーレリアは家族と離れ、リハビリに取り組む。1年後、ふたたびロンドンを訪れた彼女はジェームズと再会するが、彼はエミリアの婚約者となっていた…。期待の新人作家パメラ・シャーウッドのデビュー作、ついに邦訳!
#並~並下程度/表紙カバーに傷あり。少し小口ヤケあり。開き過ぎのページあり。
#340g