莫大な富を持つクレーヴン家の令嬢リディアは、愛情ではなく安定を求めて結婚を決めた。だが結婚式を数日後に控えた夜、彼女とは犬猿の仲だったジェイクと地下のワイン貯蔵室に閉じこめられて(『忘れえぬ口づけ』)。騎士サイモンは友人である伯爵に代わりケンナへ手紙を書きつづけた。やがて、伯爵から愛されていると勘違いしたケンナと対面することに(『遍歴の騎士からの手紙』)。バーウィック子爵ネッドはぬきさしならない窮地に陥っていた。婚約者の妹シャーロットをひそかに愛してしまったのだ。かなわぬ思いを胸に、結婚式の日を迎えた(『祭壇の前で待ちあわせ』)。人気作家たちが送る、ときめきにあふれたロマンス中編3作品。
#並~並下程度/表紙カバーに傷あり。少し小口ヤケあり。
#210g