ブランスフォード公爵家の次男リースは戦争で脚を負傷し、故郷ブライアウッドの屋敷へ戻った。傷ついた彼を迎えたのは父親の死、そして最愛の恋人エリザベスの裏切りだった。かつて二人は結婚を誓い、彼女はリースの帰郷を待つと約束した。なのに実際は待つことはおろか、年上の伯爵と結婚し、子供までもうけていたのだ。ある晩、屋敷に血相を変えたエリザベスが突然訪れたときもリースは容赦しなかつた。だが叩き出そうとした瞬間、彼女の発した言葉がリースの心を揺さぶった。「私が信頼できるのはただ一人、あなただけ・・・」。
#並~並下程度/表紙に傷あり。小口ヤケあり。(強)少しページヤケあり。
#210g