大富豪の依頼で、盗まれた古代エジプトの小箱の行方を追うことになった私立探偵のダイアナ。現場に残されていたのはスペードの“11”のカード。犯行当日のパーティの招待客には、マヤの古代都市を発見した考古学教授ジャック・オースティンがいた。依頼人の助成金で発掘を続ける彼は、“結婚したい男”にも選ばれる人気者。実物はさらに魅力的で、一見何の関わりもなさそうだが、ダイアナの勘はなぜか彼が怪しいと告げていた。スペードの11(ジャック)=彼と考えるのは単純すぎるだろうか?そこで徹底的に調べることにするが、やがて遺物をめぐる思わぬ事実が浮かびあがり…。人気作家が贈る魅惑のロマンティック・ミステリー。
#並~並下程度/表紙カバーに傷あり。少し小口ヤケあり。
#240g