ホープはシアトルでコーヒーショップを経営している。オフィス街へのデリバリー・サービスが成功し、超多忙の毎日。ホープ自身はまったくロマンス小説など興味がないというのに、母が、娘の名前でロマンス愛好家会議のデートくじを買ってきた。デートの相手は、世界中の女性の憧れの的、ヨーロッパの小国サン・ロレンツォのプリンス・ステファノだ。どうせ当たるはずがないと、くじの抽選会には、母が出席した。その夜、ホープのもとに母が倒れたという電話が入る。髪さえとかさず駆けつけたホープが見たのは、なんと母のベッドに付き添うプリンス・ステファノだった。信じられないことに、プリンスとのデートが当たったのだ。
#並下程度/表紙に傷あり。小口ヤケあり。ページヤケあり。
#80g