リスボンに滞在していたティファニーは、ふとしたきっかけからマクシーンという女性と知り合った。驚いたことに、彼女は顔かたちから身長にいたるまでティファニーとそっくりだった。二人は休日をともにすごし、ヨーロッパ最西端の断崖に観光に行く。そこでティファニーは何者かに頭を殴打され、気絶してしまう。病院のベッドで意識を取り戻すと、傍らに長身のたくましい男性が、怖い顔で立っていた。彼女は必死の思いで状況を把握しようとするが、頭の中は真っ白だった―。気憶をすべて失ったのだ。
#並下程度/表紙に読み折れ・汚れ・傷あり。裏表紙に傷あり。小口ヤケあり。
#110g