これで自由の身になれる! 脅迫されて、悪辣なエドガール卿に嫁ぐはめになったアレイナは、婚礼の翌朝、何者かに城を攻撃され、期待に胸をふくらませた。不謹慎かも知れないが、夫の死は朗報だった。幸いにも、彼は妻を我がものにする前に酔いつぶれたので、結婚の無効を申し立てをすることができる。そうなれば、いずれ実家に戻れるだろう。だが、二日の戦いを終え、兵を率いて城にやってきた騎士が、エドガール卿の持っているすべてを引き継ぐと宣言した。リュシアン・ド・モントレニエはあらゆるものの所有権を主張した・・・ 土地も城も領民も、一日かぎりの妻だったアレイナでさえも! 血と泥にまみれた騎士は美しく、しかも残忍に見えた。ああ、どうしよう。彼はわたしを無理やり奪うつもりだわ!
#並下程度/表紙に傷あり。裏表紙に傷あり。小口ヤケあり。(強)ページヤケあり。
#150g