(上)レニーは総合病院の優秀な外科医。患者の信望もあつい彼女だが、私生活では人を寄せつけず、謎につつまれている。ある夜、外科部長に昇進した同僚が殺され、レニーに嫌疑が…。部長の座を狙っていたこと、陪審員長を務めた裁判で極悪非道の殺し屋ロサーダに無罪評決をだした経緯から、首謀者と目されたのだ。しかも彼女には嫌疑をかけられてもおかしくない秘密の過去があった。
(下)殺し屋ロサーダはストリッパー殺しと刑事ウィック殺害未遂の容疑で逮捕される。ウィックはレニーの手術で命をとりとめたが、ロサーダは証拠不十分で釈放された。ロサーダを逮捕に持ち込むため、レニーとウィックは恋人を装い“誘き出し作戦”に協力。その“擬似恋愛”が燻っていた二人の心と体に火をつける。嫉妬にかられたロサーダはレニーの一番愛する者たちの命を奪ってしまう。
#並~並下程度/表紙カバー傷あり。小口ヤケあり。
#390g