美しい母親と5人の姉妹の家族は、セントポールの町で、“華麗なるウェントワース”と呼ばれていた。燃えるような赤毛で知られる家族のうち、3女のキット・ウェントワースだけはブロンドだ。1人だけ家族と違うことを強く意識するキットは、家族に反発し、ほかの姉妹と比較されるのを嫌った。そんなキットにとって慰めになったのは、幼いころからの親友ライレー・クーパーの存在だった。だが、そのライレーに深く傷つけられたと思った時、キットは、故郷の町を飛び出していた。それから4年、ニューヨークの広告代理店で働くキットに、とげのある内容で帰郷を促すライレーからの手紙が届いた。故郷の空港に降り立ったキットを迎えたのは、落ち着いていっそうハンサムになったライレーだった。再会した2人の間には、以前と同じような友情がよみがえったように見えたのだが…。
#並下程度/表紙に少し読み折れ・傷あり。小口ヤケ・シミあり。(強)ページヤケあり。(強)
#140g