ダヴィーナは結婚式を目前に控えていた。過去にスキャンダルを起こしている自分が、いい条件で結婚できないのはわかっている。けれど、夫となる男性と一度も顔を合わせないまま、式に臨むのは不安でたまらない。しかも、花婿のローン伯爵は社交界で「アンブローズの悪魔」と呼ばれる変わり者らしい。そして式当日。祭壇の前に立つ花婿を目にして、ラヴィーナは目が離せなくなった。彼が驚くほどのハンサムだったからだ。お互いに秘密を抱えながら、結婚生活を始めることになったふたり。その行く先は前途多難で…。1870年のスコットランドが舞台、魅惑のヒストリカル・ロマンス。
#並程度/表紙カバーに少し傷あり。
#260g